治療はまず姿勢を見て骨盤おこし。WHOの鍼灸療法適応症状と病気。
いま、多くの日本人の骨盤が寝ています。骨盤が寝ていると猫背になり、スタイルを崩してしまいます。また骨盤が寝ていることで、必要以上に身体のあちこちの血管を圧迫し、健康にも悪影響を及ぼします。女性の場合は、さまざまな婦人科疾患の原因になると考えます。ですから、なによりもまず「骨盤立位」、つまり骨盤をおこしましょう。
▲anan No.1857P.76〜78参照
骨盤が後傾した状態は姿勢を崩します。そして、カラダには崩れた姿勢を支え、動かすために様々な負担がかかります。骨盤後傾はスタイルの崩ればかりでなく様々な症状の原因につながる恐れがあるのです。
骨盤前傾 | 骨盤立位 | 骨盤後傾 |
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骨盤が前に傾いた状態。坐骨結節(お尻のとがった骨)が上を向きます。 | 骨盤がまっすぐ、骨盤が立った状態。坐骨と恥骨の底面が床に接地して安定してます。坐骨結節(お尻のとがった骨)が後を向きます。 | 骨盤が寝ている、骨盤が後ろへ傾いた状態。坐骨結節(お尻のとがった骨)が床に接地して不安定です。 |
骨盤後傾では坐骨結節がお尻の下にあり、骨盤立位では坐骨結節がお尻の後ろにあります。はじめてレッスンやセミナーを受講される方のほとんどは驚かれます。坐骨で座るということを坐骨結節で座ることと勘違いされて見える方も多く見えます。もう一度繰り返しますが、骨盤立位は坐骨結節がお尻の後ろに位置します。